子供の近視進行抑制について

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増え続ける子供の近視

増え続ける子供の近視

子供の近視は世界的に増加傾向にあり、現在深刻な問題となっています。
内閣府の調べによると、子供が1日にインターネットを使う時間は年々増えており、小中学生は平均3時間〜4時間以上だそうです。
そして驚くことに、現在では小学生以下の幼稚園児でさえ、近視進行にある傾向が見られています。文明の進化とともに、増え続けていく子供の近視問題ですが、早期発見・解決により進行を遅らせることが可能です。

子どもから始められるオルソケラトロジー

子どもから始められるオルソケラトロジー

オルソケラトロジーによる治療は、なってしまった近視をなくすのではありません。近視をこれ以上悪化させないため、少しでも近視の進行を抑えるための治療です。

オルソケラトロジー治療を始めることに不安を感じている親御様も多いですが、オルソケラトロジーはレーシックやICLとは異なり、外科的要素もなく治療を受けることができますので、ご興味がある方は一度ご相談ください。

未来の”見える”を奪わないために

これからの未来は、近視とどのようにして付き合っていくかが大きなカギとなります。
デジタルとより密接していくライフスタイルの中で、近視は避けて通れない眼疾患となるでしょう。近視を抑制=悪化させないことで、お子様の”見える”を最大限に守ることが可能です。お子様の近視進行抑制についてお考えの方は、ぜひ当クリニックまでご相談ください。

その他の近視進行抑制治療法

当クリニックではオルソケラトロジーのほか、以下のような治療法も行っています。
患者様に合った最適な治療をご提案いたします。

低濃度アトロピン点眼

低濃度のアトロピン配合点眼は、近視の進行を軽減させることを目的とした点眼薬です。
1%アトロピン点眼薬が近視進行抑制に有効であることが過去に分かっていましたが、瞳孔が開いたままになってしまう強い副作用がありました。
しかし、近年になって低濃度アトロピン(0.01%)でも近視進行を抑制する効果があることが明らかとなり、軽度~中度レベルの近視に対する抑制治療として確立しました。
低濃度であるため副作用もほとんどありませんが、寝る前以外に点眼してしまうと日中は目が見えづらくなる可能性があります。
オルソケラトロジー治療や焦点深度拡張型コンタクトレンズと併用することが可能です。
自由診療となります。

焦点深度拡張型コンタクトレンズ

オーストラリアの研究所と日本のコンタクトレンズメーカーであるSEEDが共同開発したコンタクトレンズです。
焦点深度拡張型コンタクトレンズは、オルソケラトロジーのハードコンタクトレンズとは違い、1dayタイプのソフトコンタクトレンズであるため、レンズケアの煩わしさもありません。オルソケラトロジー治療を受けられない強度近視のお子様に適しています。
デメリットとしては、小学校低学年のお子様には適応が少々難しいことです。
低濃度アトロピン点眼と併用することが可能です。また、保険診療となります。

近視遺伝子チェック

近視の発症には2つの要因があると考えられています。
「遺伝要因」と「環境要因」です。

 

遺伝要因

親から子へ受け継がれる遺伝的な体質

環境要因

長時間の近業作業や野外活動時間の不足など

 

このような近視発症の遺伝リスクについて、ご自宅で簡単に検査できるキットもあります。

検査の流れとしては、

①検査を受けたいご本人がお口の中を専用の綿棒でこすっていただく
②同意書とともに郵送
③約1か月後にご自宅に結果が届く

というものです。

遺伝的なリスクを知り、早めの眼科受診や生活習慣改善の必要性を認識するきっかけになればと考えております。

当院でお買い求めいただけますので、ご興味がおありの方は一度ご相談下さい。
(1キット:税込 13,000円)

自宅でできる近視予防について

自宅でできる近視予防について

自宅でできる子供の近視予防の方法は、とにかく目に優しくすることです。
以下のことを守り、眼に優しい習慣を心がけたいものです。

  • 画面や本と距離をとらせる
  • スマートフォンやタブレット、テレビの1日の視聴時間を決める
  • なるべく外で体を動かす遊びをさせる
  • 目を休ませる習慣をつける
  • 子供の目の見え方や違和感をよく観察する

目を酷使しない環境を整えるなど、親御様のサポートが必要です。
日々の生活の中で、眼を休ませる時間を作るように工夫しましょう。

06-6532-3322

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